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ボヘミアン・ウエディングの定番装飾品

「ウエディングドリームキャッチャー」とは、ネイティブアメリカンの伝統工芸品として作られてきた品物のである「ドリームキャッチャー」を結婚式というおめでたい席のために使用するものです。

「ドリームキャッチャー」とう名称からもわかるように、これは伝統工芸品であると同時におまじない的なお守りとしての役割があるもので、身に付けることでよい夢を見ることができると言われています。

品物はまず大きな輪を中央に、そこから鷲の羽やターコイズのようなパワーストーンを散りばめるというデザインをしています。
輪を複数組み合わせたり、羽の他にロープを使ったりといろいろなものがあり、色も形もかなり自由度が高いのが特徴です。

もともとはアメリカのお土産品として使われてきたものですが、ドリームキャッチャーの持つ魔除けや幸運の引き寄せという意味が結婚式という場所にとてもよく合うものであることから、結婚式の装飾品としても使われるようになりました。

自然の中で行ういわゆる「ボヘミアン・ウエディング」では定番の飾りとなっていることから、ガーデンウエディングなどでもよく見かけます。

ドリームキャッチャーをアレンジしたウエルカムボード

ドリームキャッチャーは既に作られたものを購入することもできますが、コツさえ覚えれば自作でもかなりこったものを作れます。
ドリームキャッチャーの作り方には厳密な決まりはなく、現在では原型からかなりアレンジされた工芸品も多く見かけられるようになっています。

そのため結婚式を行う新郎新婦が自分たちで自作をしたドリームキャッチャーをウエルカムボードなどに使うということもでき、訪れた人たちに幸せを分けるという意味を込めて掲げたりします。

手作りをする場合には樹の枝を組み合わせて自然素材のみで輪を作ったり、中央にロープを編みこんで形にしたりといったようなことが行われます。
鷲の羽の他にもバラなどの花を周囲にあしらったり、樹の枝を張ったりすることでより個性的なものにしていくことができます。

結婚式が終わったあとに寝室に置けばその後の新婚生活での夢見をよいものにしてくれるので、式のあとのインテリアとしても広く利用ができるのが便利な点です。

新郎新婦のためだけでなく、例えばゲストを招待するパーティーでの席にカード代わりに置いて持ち帰りができるプレゼントにしたりといった工夫もできるので、いろいろと使いかたを調べてみるとよいでしょう。

レースやリボンを使えばドレスとおそろいに

ドリームキャッチャーで使用される素材としては枝や革紐などの自然のものが多いのですが、現代風アレンジとしてレースやフリルを使うこともできます。
最近よく見かけるのがウエディングドレスと同じ素材の布を使ったドリームキャッチャーで、ドレスのデザインとお揃いにして制作していたりします。

ドリームキャッチャーは写真の背景素材としても多く使用されており、大きなドリームキャッチャーに並んでドレスの花嫁さんの写真を撮るというのも人気の高いアイディアです。

結婚式で使用するドリームキャッチャーの場合、色を白を中心にして軽めに仕上げるととても相性がよいので、新郎新婦の席の近くにいくつか置いておくなどすると花やリボンなどとは違った華やかさを出すことができます。