新郎新婦のセンスが問われる音楽選び
大きな挙式場になるとなかなか自分たち独自の演出アイディアを取り入れにくいものですが、比較的自由度高く設定をすることができるのがBGMです。
あらかじめ挙式場の方で適当な音楽を用意してくれているのでそれを利用するのもよいのですが、その場合定番曲で無難にまとめられてしまうので、個性的なウエディングをしたい人たちにとっては物足りないでしょう。
挙式や披露宴で使用する曲選びについては多くのカップルが熱心になるところで、事前にいくつか候補を出してその中からその場に合うものを探していったりします。
なお結婚式場で使用される楽曲については公式の施設ならまずJASRACが管理する曲であれば包括的な使用契約をしているはずなので特に制限はありません。
個人的に式場以外の場所で挙式や披露宴をしたりするときには音楽の使用方法によってはあとから使用料を請求されることもあるので注意が必要です。
施設にブライダルプランナーさんがいる場合にはどういった方法なら自由に曲を使うことができるかきちんとアドバイスをしてくれることと思うので、説明をよく聞きあとから無駄なトラブルが起こらないように注意していってください。
入場曲はやはり明るい曲が人気
結婚式や披露宴での入場シーンは、ゲストにとってドレスアップした新郎新婦を注目する一番の場面になります。
これから始まる式の最初の段階でもあるので、あまりしっとりと大人すぎる雰囲気でまとめようとするよりは賑やかで明るい曲にした方がよいでしょう。
定番中の定番曲と言えばやはりメンデルスゾーンの「結婚行進曲」です。
結婚行進曲はもともとクラシックの曲ですが、現在では多くのミュージシャンがアレンジをしておりボーカル付きのダンスバージョンなども出てきています。
中でも「Wedding March -結婚行進曲- / Q;indivi Starring Rin Oikawa」は2015年に最も多く使用された入場曲として有名になっており、現在でも広く挙式場で使用をされています。
あまり奇をてらわず結婚式らしい雰囲気で入場をしたいけれども、クラシック音楽ではちょっと年寄り臭くて嫌という人もこうした現代風のアレンジ曲なら使いやすいでしょう。
このバージョンはワーグナー版の結婚行進曲もあり「Wedding March Part. 2 -The Bridal Chorus From The Opera Lohengrin- 」で調べてみると曲をすぐに見つけることができます。
結婚式でよく使われるクラシック音楽をダンス風にしたものをまとめたCDもあったりするのでそうしたものを一つ購入してみるのもよいと思います。
ブライダルソングとして使われているものから選ぶ
式の途中に使用するBGMなら自分が好きな曲でもよいのですが、入場曲ということで選ぶならはっきり「結婚」をテーマにした曲にするのがよいと言えます。
一般向けのポップソングの中には結婚をすることをテーマにしたブライダルソングがたくさんありますから、そうしたものの中からお気に入りのものを選ぶことで場を盛り上げることができます。
ここ数年で人気のあるブライダルソングとしては「Butterfly/木村カエラ」や「家族になろうよ/福山雅治」といったところが挙げられます。
入場曲としていきなり流行りのポップソングを使ってしまうとちょっと軽い印象になってしまうこともあるので、最初は誰でも知っているような定番にしておくのがよいかもしれませんね。